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北のハイグレード食品2021

毎年、体調を整えて緊張感をもって臨む食品品評会があります。平成22年から続く「北のハイグレード食品」審査会です。
これは県外(道外)にプロモートすべき加工食品を認定するもので、経済産業局食品産業振興課が丁寧に続けています。この制度の一番の魅力は名だたる実力派バイヤーさんたちにアドバイスや感想をもらえて、パスすれば(時には選に漏れたとしてもチャンスはあります!)直接商談につながる点です。

私は買い付ける立場ではありませんが、食味や衛生面、価格対価値やネーミング、パッケージなどについて、みなさんと違う意見を出します。それがたまには役に立つこともあるようです(審査員は私も含め、食のサポーターを拝命)。年によっては70〜80品もの商品を拝見するので、項目分けされた評価シートに書き込むのが間に合わず、今年はついに音を上げて、シートのデータをもらってその場でMacBookを取り出して打ち込むことにしました。

しかし、、やはり試食テーブルが狭いかな!(笑)
(こんなおかしなことをするのは私だけで、いつもながら申し訳ない…)

審査結果は画像のとおり。今年も「道内外を知る審査員が自ら買いたい、贈りたい食品」が揃いました。
(選に漏れた方の中にも印象深い品が毎年あるので、何かメンションしたいと思うのですが、いいのかな?)

私が今年最も印象深かった5品を紹介しますね。

苦みが気になってなかなか使いこなせなかった方に、ぜひ試して欲しい「おいしい亜麻仁油」。 広い農地に恵まれた士別は、サフォーク羊の巨大な牧場(敷地内にオートキャンプ場をつくっても全然余裕、という広さ!)がある、小麦や蕎麦のおいしい土地柄。そこで合同会社化した生産者グループがあり、廃校をつかって油の製造に工夫をこらしたとのこと。会いに行って取材してみたい生産者です。油用であっても、亜麻の花は薄紫色できれいなのか、見てみたいです。

北海道のサケはベニザケ?サーモン?それとも?なんて聞かれたら困りますね。北海道の川で生まれて沿岸でとれるサケは、主にシロザケです。昔から北海道ではシロザケを大切に食べて生きてきました。アイヌの方の食のお話にもよく出てきますし、第一、幕府や藩が年貢がわりに昆布と並んで塩引きを交易していました。そんなシロザケですが、輸入のベニザケや鮭というか鱒というかサーモンに押されて、食べているのに存在が忘れられかけています。ちなみにシロザケは真っ赤じゃないけどちゃんと赤いです。 このシロザケをおいしい缶詰にしたのがこの商品。国分(こくぶ)は毎回面白い缶詰でチャレンジしてくれるメーカーさんですが、今年は特においしく、意義深かった。ベニザケ(ロシア)って買いてある鮭缶もあるけれど、道民なら胸を張ってこちらを贈りたいですね。うまみがあり脂がしつこくなく、缶のデザインも誇らしげです。
他の3品はまた次回、紹介しましょう。 売場で見かけたらぜひ、手にとって試してみて頂きたい品ばかりです。私も贈り物に使います。



比較的多くの認定品が買える場所はこちらです(最近リンクの色が変わらない? リンクです↓



P.S. 専門学校ホテル科の卒業生女子が私のテーブルを担当してくれていたのに、帰りがけに気づきました。
視線はお皿の上とプレゼンテーションと資料とPCを行ったり来たりしつつ、右肩には次から次へ試食のお皿を届けてくれるホテルマンの気配。彼らのサーヴィスの雰囲気って、見なくても確実に伝わってきます。人が変わると気づくし、どこか柔らかな雰囲気ね、なんてことも、お皿の置き方ひとつ、近寄り方ひとつで伝わります。その中で1人だけ、「あ、この方は安心!」と感じられた人がいました。帰りがけに声をかけられ、それが去年の教え子だとやっと気づきました。 サーヴィス業には逆風の時代だけど、落ち着いてお客を受け止めることのできる素敵なホテルパースンになってくださいね。 嬉しくて、学科長の先生にも報告したよ! また会いましょう。

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